2024.03.26

イベント運営マニュアルの作り方は?必要な記載項目やイベント運営の流れを解説

「イベント運営ってどんなステップで進めればいいの?」「運営マニュアルには何を書けばいい?」と悩む方も多いのではないでしょうか。

 

イベント運営マニュアルは、イベントの概要やスタッフの役割、当日のスケジュール、オペレーションなどの必要な情報を整理し、誰でも理解・確認しやすい形にまとめて作成します。完成後は実際の動きを想定してシミュレーションを行い、不足している情報や改善点を反映することが重要です。

 

本記事では、イベント運営マニュアルに必要な記載項目や具体的な作り方、作成時のポイントを解説します。あわせて、企画・準備から当日の運営、開催後の振り返りまで、イベント運営の基本的な流れも紹介します。

 

イベント運営マニュアルを初めて作成する方や、イベントの準備・進め方を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

目次

イベント運営とは?

イベント運営とは、以下のようにイベント開催に関わる全ての業務のこと。

 

  • イベントの企画
  • 会場選定・機材や人員の手配・広報などのイベント準備
  • イベント当日の進行
  • イベント終了後のアンケート集計など

 

上記のように、イベント運営に当てはまる業務は、当日の進行だけでなくイベント開催に伴う様々な作業があります。

イベント運営をどのようなステップで行っていくかについては、次章にて解説していきましょう。

イベント運営の基本的な流れ【12ステップ】

イベント運営では、企画から会場選定、集客、人員・機材の手配、当日の運営、開催後の振り返りまで、さまざまな準備や対応が必要です。

まずは、イベント運営の基本的な流れを12のステップで確認してみましょう。

フェーズ ステップ 主な内容
企画・計画 1. イベントの企画 目的・コンセプト・ターゲット・内容を決める
2. 本番スケジュールの決定 開催日程を決める
3. イベント会場の決定 規模・設備・費用などから会場を選ぶ
準備 4. 制作スケジュールの作成 開催日から逆算して準備工程を決める
5. イベントの集客 SNS・Web広告・チラシなどで告知する
6. 運営マニュアルの作成 当日の進行や役割などをまとめる
7. 機材・人員の手配 必要な機材・備品・スタッフを確保する
8. 制作物の作成 看板・装飾・パンフレットなどを制作する
当日 9. イベント会場設営 機材・備品などを設置する
10. イベント当日の運営 受付・誘導・進行などを行う
11. イベント会場撤去 撤去・原状回復を行う
開催後 12. 結果分析・振り返り 課題を整理して次回に活かす

イベント運営をスムーズに進めるには、それぞれの工程で「いつまでに・誰が・何をするのか」を明確にしておくことが重要です。

ここからは、イベント運営の12ステップについて、それぞれ詳しく解説していきます。

イベントの企画をする

イベントの企画は、イベント運営において特に力を入れるべき部分の1つです。

企画は以降のステップにも大きく関わるため、イベントを無事成功させることにもつながります。

 

企画のステップでは、「イベントを開催する目的」「イベントのコンセプト」「ターゲットユーザー」「開催の日程」「イベント内容」などを決定していきましょう。

 

「イベントの企画に慣れていなくて、上手に進めていく方法がわからない…」という方は、企画のプロであるイベント企画運営会社に相談してみるのがおすすめです。

本番スケジュールを決める

次に、イベントの本番スケジュールを決めます。

イベント開催日は、ターゲットユーザーが参加しやすい日程にすると良いでしょう。

 

例えば、趣味に関するイベントであれば土日や祝日の方が参加しやすく、ビジネスに関するイベントでは平日が参加しやすいといった特徴があります。

イベント会場を決める

イベント会場は、以下の点に考慮して選んでみてください。

 

  • アクセスのしやすさ
  • 収容人数
  • 機材や設備
  • 電波の状況
  • 会場のルール
  • 会場費などのコスト

 

最寄り駅からのアクセスや、来場者数に合う会場かどうかはもちろんのこと、会場設備・電波状況・会場のルールなども、当日の進行に関わる大切なチェックポイントです。

 

上記のポイントを押さえたうえで、予算に合った会場を探してみましょう。

制作スケジュールを作成する

開催日に向けて制作スケジュールを作成しましょう。

イベント開催日から逆算して、「○○月○○日までに何を終わらせるべきか」を考えながらスケジュールを立てていきます。

 

スケジュールが1つ遅れるだけでイベント開催に悪影響を及ぼす可能性があるので、スケジュールの管理もしっかり行いましょう。

イベントの集客をする

イベントの集客方法は、以下のようなものがあります。

 

  • SNSでの告知
  • 自社サイトへの掲載
  • WEB広告の利用
  • チラシ・DMでの告知
  • フリーペーパーの活用

 

「イベントのターゲットユーザーが見てくれるのはどれか」という視点から、適切な方法を選んでみてください。

運営マニュアルを作成する

次に、運営マニュアルを作成していきましょう。

運営マニュアルがあると「スタッフへの情報共有がしっかりできる」など、様々な利点があります。

 

運営マニュアルが重要な理由や記載すべき情報、作成のポイントなどの詳細は、次章以降で詳しくご紹介します。

機材や人員の手配をする

機材や人員の手配をするのも、大切なステップの1つです。

イベントによって、必要な機材や備品、最適なスタッフの人数は大きく変わります。

十分な機材や人員が揃っていない場合、当日のトラブルにもつながるため、「ステージ周りにはこの機材と人員が必要」といったように、じっくり配置について考えてみましょう。

制作物(看板・装飾・パンフレットなど)を作成する

制作物を作成するステップでは、イベントに必要な看板・装飾・パンフレットなどを作ります。

作成する際は、イベントのコンセプトに合わせてデザインし、イベントの魅力がより伝わるように制作しましょう。

イベント会場設営

イベント当日、限られた時間内に会場設営を行います。

設営には、「搬入での荷下ろし」「機材などの運搬」「ステージや備品のセッティング」「配布物のセッティング」といった多くの仕事があります。

 

当日、時間を気にして慌てないためにも、十分な数のスタッフを手配しておく必要があるでしょう。

イベント当日の運営をする

イベント当日の運営業務としては、以下のような内容が挙げられます。

 

  • 全体の進行管理
  • 受付
  • 誘導
  • 司会
  • ステージ転換
  • 照明や音響
  • 動画の撮影
  • アンケート調査
  • 不測の事態への対応

 

イベントによっては、他にも「セキュリティチェック」や「物販販売」など、多くの仕事が求められるケースもあります。

イベント会場撤去

イベント終了後は速やかに撤去作業に入ります。

 

会場の使用時間は限られているため、余裕を持ったスタッフ数で撤去作業を行いましょう。

イベント後、結果を分析して次回につなげる

イベント後は、しっかりと今回の結果を分析したうえで、次回のイベントにつなげられるようにします。

イベント時に収集したアンケートなどを元に課題や改善点を洗い出し、運営に携わるメンバー内で「次回のイベントはどうするべきか」などを話し合いましょう。

イベント運営マニュアルが重要な4つの理由

イベントにおいて運営マニュアルが重要である理由

イベントにおいて運営マニュアルが重要である理由は、以下の4つです。

 

1.イベント運営における指標づくり

2.スタッフへの情報共有が効率的になる

3.ミスを防ぎ、トラブル対応もスムーズにできる

4.次回のイベント運営時にも役立つ

 

こちらでは、上記4つについて解説します。

イベント運営における指標づくり

運営マニュアルは、イベント運営における指標にもなります。

イベントに関わる会社が複数ある場合、運営マニュアルという指標があることで、認識をすり合わせることができるのです。

スタッフへの情報共有が効率的になる

スタッフへの情報共有が効率的になるというのも、運営マニュアルが重要である理由の1つです。

運営マニュアルがないと、スタッフ一人ひとりに仕事内容を教えなくてはいけないですが、運営マニュアルを作成していれば配布するだけで共有ができます。

 

また、スタッフ個人が行う業務以外にも、全体の流れについて伝えられるため、イベント全体の進行を把握しながら自主的に行動することにもつながるでしょう。

ミスを防ぎ、トラブル対応もスムーズにできる

運営をマニュアル化することで、スタッフのミスを防ぎ、トラブル対応もスムーズにできます。

運営マニュアルを活用すれば、業務の内容を明確に詳しく伝えてミスを防げますし、トラブル対応についても記載すれば不測の事態にも適切な対応が可能でしょう。

次回のイベント運営時にも役立つ

運営マニュアルの作成は、次回のイベント運営にも役立ちます。

イベント終了後にマニュアルを見返して、次回への課題や改善点を話し合うことができるうえ、次回のイベントで使う運営マニュアルもさらに良いものが作れるでしょう。

イベント運営マニュアルに必要な項目と記載内容

イベント運営マニュアルには、スタッフが当日の流れや役割を把握し、スムーズに行動できるよう必要な情報をまとめます。主な記載項目は以下のとおりです。

イベントの概要・基本情報

イベントの目的や開催日時、会場、当日のプログラムなど、イベント全体を把握するための基本情報を記載します。

運営体制・スタッフの役割分担

運営組織図を作成し、責任者や受付、誘導など各スタッフの役割と指示系統を明確にします。控室の場所や利用者なども整理しておきましょう。

当日のタイムスケジュール

スタッフ集合から設営、受付、イベント実施、撤去までの流れを時系列で記載します。搬入・搬出の時間や手順についてもまとめておきます。

会場レイアウト・来場者の動線

会場図面をもとに、受付やステージ、控室などの配置と来場者・スタッフの動線を整理します。案内板などの会場サインについても記載しておきましょう。

当日のオペレーション

受付や誘導などの対応手順に加え、使用する機材・備品、配布物などを整理します。参加者から想定される質問と回答も用意しておくと、スタッフがスムーズに対応できます。

緊急連絡先・トラブル発生時の対応

災害、急病、遺失物、機材トラブルなどを想定し、対応方法や緊急連絡先を記載します。その他、イベントごとに必要な安全対策や注意事項もまとめておきましょう。

マニュアル完成後は関係者で読み合わせを行い、情報に漏れがないか確認します。

また、イベント運営マニュアルには会社の内部情報や個人情報が含まれる場合があるため、保管や共有方法など取り扱いにも注意しましょう。

イベント運営マニュアルの作り方とポイント

イベント運営マニュアルは、必要な情報を整理し、実際の運営を想定しながら作成します。基本的には「必要な情報の整理→マニュアル作成→確認・修正」という流れで進めましょう。

また、実際のイベント現場で活用できるマニュアルにするためには、以下のポイントを押さえることが大切です。

誰でも理解できる内容にする

運営マニュアルは、初めて参加するスタッフでも理解できる内容にしましょう。

専門用語や曖昧な表現を避け、必要に応じて表や図を使うことで、業務内容をよりわかりやすく伝えられます。

実際の動きを想定してシミュレーションする

マニュアルをもとに当日の動きをシミュレーションし、受付や誘導などのオペレーションに問題がないか確認します。

実際の動きを想定することで、不足している情報や運営上の問題を事前に発見し、マニュアルへ反映できます。

必要な情報をすぐ確認できる構成にする

イベント当日は、必要な情報をすぐに確認できることが重要です。

目次を設ける、業務ごとにページを分ける、タイムスケジュールを表にするなど、スタッフが必要な情報を探しやすい構成にしましょう。

トラブル時の対応をわかりやすく記載する

トラブルが発生した際にスタッフが迷わず行動できるよう、対応方法をわかりやすく記載します。

特に、報告先や対応責任者などの指示系統は、緊急時でもすぐ確認できるようにしておきましょう。

イベント終了後に見直して次回に活かす

イベント終了後は、当日に発生した問題やスタッフからの意見をもとにマニュアルを見直します。

改善点を反映して更新しておくことで、次回以降のイベント運営にも活用できるマニュアルになります。

ワンコンシストのイベント運営事例

ワンコンシストでは、イベントの事前準備や運営体制の構築、スタッフ手配、当日の進行・運営など、さまざまなイベントをサポートしています。

ここでは、実際のイベント運営事例をご紹介します。

マイプロジェクトアワード2024 全国Summit

「マイプロジェクトアワード2024 全国Summit」では、約9カ月の準備期間からイベント運営をサポートしました。

会場選定やロケハン、運営マニュアル・進行台本・サインの作成、備品手配などの事前準備から、当日の会場設営、スタッフ管理、ステージ進行、撤去まで幅広く対応しています。

イベント終了後には振り返りも実施し、事前準備から当日運営、開催後まで一貫してサポートしました。

「マイプロジェクトアワード2024 全国Summit」の実績例を詳しく見る

アナログゲーム大規模イベント

約100名規模のスタッフが参加する大型イベントでは、運営体制の構築から当日のオペレーションまでサポートしました。

統括やディレクター、アシスタントディレクター、キャストなどの役割を分担し、総合受付、チケット確認、来場者誘導、列整理、会場内巡回などを担当しています。

開催前にはオリエンテーションや会場確認も実施し、スタッフがそれぞれの役割や当日の動きを確認したうえで運営に臨める体制を整えました。

「アナログゲーム大規模イベント」の実績例を詳しく見る

イベント運営なら「ワンコンシスト」にお任せください!

イベント運営には、企画や会場選定、運営マニュアルの作成、人員・機材の手配、当日の進行など、さまざまな準備や対応が必要です。

 

ワンコンシストでは、イベントの企画・制作から運営体制の構築、スタッフの手配、当日の運営まで、イベントの内容や規模に応じて幅広くサポートしています。

 

「イベントの企画段階から相談したい」「準備から当日の運営までまとめて任せたい」という方は、イベントの目的やゴールの設定から企画・運営を支援する「ちゃんとイベントプランニング」をご覧ください。

「ちゃんとイベントプランニング」のサービスを詳しく見る

 

また、「イベント運営を任せたい」「受付や誘導などのスタッフを手配したい」といったご相談にも対応しています。イベントの内容や自社で対応できる範囲に合わせて、ワンコンシストへお気軽にご相談ください。

ワンコンシストの派遣実績はこちら

 

まとめ

イベント運営は、当日の進行だけでなく、企画や会場選定、スケジュール作成、人員・機材の手配、会場設営など、事前に準備すべきことが多くあります。

 

今回紹介した12ステップを参考に、必要な準備を整理しながら計画的に進めましょう。また、当日の役割分担やタイムスケジュール、対応手順などをまとめた運営マニュアルを作成しておくことで、スタッフ間の認識をそろえ、スムーズな運営につなげられます。

 

ワンコンシストでは、イベントの企画・制作からスタッフの手配、当日の運営まで幅広くサポートしています。「イベント運営をどこから進めればよいかわからない」「準備から当日の運営までまとめて相談したい」という方は、ぜひワンコンシストにご相談ください。

人材派遣会社「ワンコンシスト」のサービスはこちら

 

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この記事を書いた社員

Y. Sato

習うより慣れよ精神で営業~バックオフィスの様々な業務を担当ののち、現在は広報/マーケティング部門所属。
#酒飲み #山育ちの海好き #"人生経験したもん勝ち"がモットー